ＬｉＬｉＣｏは２０１５年８月のＤＤＴ両国大会でデビュー。
ＥＸＴＲＥＭＥ級王座、ＫＯ―Ｄ１０人タッグ王座などを獲得した。
２０２０年８月に私生活で転倒して全治１０か月の「膝蓋骨骨折」を負っていたＬｉＬｉＣｏはこの日の大会に来場。
「やっと（ヒザの皿が）くっついたんですが、もうプロレスできるような状況じゃないんですよ。あの日から『プロレスどうするの？』って
毎日のようにみんなに聞かれてますので。もしよかったら、心残りがすごいので。もう１回だけ戦えたらいいなって、
お願いに（来ました）」と、プロレスラーとしてケジメの引退試合を直訴した。
これを受け今林久弥ＧＭは団体旗揚げ２５周年記念の両国大会での引退試合を決定。
最初は「ちょっと待って。大きすぎますって」と謙遜していたＬｉＬｉＣｏだったが、団体史に欠かせない人物だったこと、
デビュー戦と同じ会場として引退試合にふさわしい舞台であることなどを説明されると「まあそうだね。そのくらいだと思ってました。
（スケジュール）空けてあります」と態度を豹変させ承諾した。
「最後はやっぱり勝ちますよ。ヒザ関係でできないこともいっぱいあります。でもできることだけに目を向けて」と闘志を燃やしたＬｉＬｉＣｏ。
ラストマッチの対戦相手には「男。雄と戦いたい。できたらハンサムな男」と希望するなど〝肉食ぶり〟も相変わらずだった…。
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