米投資ファンド、セブンに事業再編提案 「イトーヨーカ堂も売却を」

米投資ファンド「バリューアクト・キャピタル」は8日、株式を4・4%持つセブン&アイ・ホールディングスに、
企業価値向上のため国内外のコンビニ事業を中核にするよう求める提案書を公表した。

傘下のイトーヨーカ堂や、百貨店を運営するそごう・西武などは非中核事業として、
いずれも事業の撤退や売却を求めた。

提案書では、イトーヨーカ堂について「大きな変革が必要」などと指摘し、売却もしくは別会社にするなどの
見直しが必要と主張した。セブンが売却を検討しているそごう・西武については、資産価値が「4800億〜5500億円」
とする大手助言会社の試算を示し、「一刻も早く売却を完了させることが最重要課題」とした。

一方、17カ国・地域に拡大する予定の海外コンビニ事業は「成長の見込める巨大市場がある」とし、
今後の積極展開を呼びかけた。
https://www.asahi.com/articles/ASQ295QYHQ29ULFA011.html