大阪府の緊急事態宣言発令要請、14日までに判断 吉村知事
https://news.yahoo.co.jp/articles/c0bbe9f7d26062dadb06ec736ebffd6f7117656f
新型コロナウイルスの感染急拡大に伴う病床逼迫（ひっぱく）を受け、
大阪府の吉村洋文知事は10日、緊急事態宣言の発令要請について
「遅くても来週月曜（14日）には判断する必要がある」と記者団に語った。
11日から始まる3連休の感染状況を見極め、政府への要請を最終判断する。
宣言の要請を見送る場合も、20日に期限を迎える「まん延防止等重点措置」の
延長を申請する方向で調整するとみられる。
府内ではこの日、1万2828人の感染者が新たに確認された。
感染の急拡大で医療提供体制の逼迫が深刻化している。
府が確保している重症病床612床は9日現在で209床が埋まり、使用率は34・2％まで上昇。
吉村知事は、重症病床の使用率が40％に達した際に宣言要請の適否を判断する意向を示している。
宣言を要請する場合、府は14日にも対策本部会議を開き、対応を正式決定する見通し。
吉村知事は府庁で記者団に対し、
「速度は鈍化しているが、感染拡大の傾向は続いている。
特に重症化リスクの高い高齢者に感染が広まっており、病床の逼迫は今後より厳しくなるだろう」と指摘。
宣言を要請しない場合の対応にも触れ、「僕の中ではほぼ（重点措置の解除とは）ならないだろうと思っている」と語った。
【矢追健介】
