安売り合戦に力入れすぎたせいで、そこそこのものばかりになったって
それで不味いから魚食わなくなるループ


日本人の「魚離れ」を加速させた、大手スーパーの魚売り場の「重い責任」
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/89928?page=3

「通常1匹120〜130円で販売していたアジの開きなどを、一定期間100円で特売することがあったが、
それが常態化したことで、連日原価に近い価格で売らなければならなくなった」

アジ以外にも、当時その2倍以上の価格のキンメダイやノドグロなどの開きを販売していたが、
安売りのアジに比べ売れ行きがさえないとあって、次第に棚から外されていったという。
さらに特売品とは別に仕入れていた、質の高く少々値の張る、つまり「脂が乗っておいしい」
アジの開きも仕入れなくなり、「安いものばかりを選んで売り場に並べるようになったことで、
選択の余地がなくなってしまった」

安さを追求するあまり、アジもマグロも決して「上もの」とは言えない魚が品ぞろえの大半となったことで、
消費者にとってはそれがスタンダードになり、魚離れにつながってしまったのではないか、と小谷氏は感じている。