富士通(6702)は15日、OASYSシリーズとして1980年に発売開始以来、これまでに420万台を出荷してきた
ワードプロセッサー専用機の生産を終了したと発表した。大手メーカーとしては昨年10月に
製品出荷を終えたNEC(6701)に次ぐもので、日本独自の技術と文化とまでいわれたワープロはこれによって
市場からほぼ姿を消すことになる。

OASYSシリーズは、ワープロ機能だけでなく“親指シフト”や日本語処理技術で独自の機能を盛り込んで人気を集めたが、
パソコンの台頭で1989年にピークを迎えた以降は漸減。富士通としては親指シフトはパソコン用キーボードとして、
日本語処理はパソコンソフトのOASYSとしてそれぞれ継続していけることから、ハードウェアの生産を打ち切ることに決めた。
https://www.watch.impress.co.jp/finance/news/2001/02/15/doc2006.htm