ラッパのマークで知られる胃腸薬「正露丸」を製造販売する大幸薬品が18日発表した2021年12月期連結決算は、純損益が95億円の赤字となった。
空間除菌をうたった主力商品「クレベリン」が新型コロナウイルス流行で売れ、増産に踏み切ったが、
見通しが外れたことや消費者庁が広告に根拠がないと改善を求めたため需要が急減。大幅赤字につながった。

売上高は112億円。決算日変更で前期が変則決算のため前期比は公表していない。責任を明確にするため、柴田高社長ら9人の役員報酬の減額も発表。
22年3月から3カ月間、月額報酬を10〜50%減額する。22年12月期の連結業績予想は、現時点で見通せないため「未定」とした。

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