立憲民主党の野田佳彦元首相が18日の衆院予算委員会で、岸田文雄首相が入居した首相公邸に「幽霊が出る」とのうわさに言及し、
「妙に『事故物件』扱いされている公邸の、妙な都市伝説を吹き飛ばすのは大事だ」と岸田首相にエールを送る場面があった。

 公邸は首相官邸として使用されていた1936年に「2・26事件」の舞台となって以来、幽霊のうわさが永田町などでささやかれてきた。野田氏は、旧民主党政権で自身が首相を務めた際は公邸に住み、職場の首相官邸へ通った。

 野田氏は予算委で、隣接する官邸にすぐに駆けつけられる公邸へ首相が入居することが、「危機管理の基本のキだ」と強調。
野田氏の退陣後、政権に復帰した自民党の安倍晋三元首相、菅義偉前首相が在職中に入居しなかったことを挙げて、「(岸田首相には入居を)しっかり続けてほしい。この点では評価する」と語りかけた。

 野田氏が入居経験者として「幽霊は見てないですよね? 大丈夫ですよ」と、公邸の「安全性」に太鼓判を押す場面もあった。
https://news.yahoo.co.jp/articles/f172a7f30a7d5fb4eaa7261c09abd8f3c12dd038