今大会を振り返ったバッハ会長は印象に残った1つのシーンとして、スノーボード女子ビッグエア決勝の岩渕麗楽(20=バートン)を挙げた。岩渕は予選で左手を骨折していた状態で、女子では初の超高難度の大技「トリプルアンダーフリップ」に挑戦。着地直後にバランスを崩して成功には至らず4位だったが、演技直後にライバル選手たちが岩渕に駆け寄り、挑戦した勇気を称えた。

バッハ会長は「岩渕麗楽は手を骨折していたのに、最後に素晴らしいジャンプをした。他のアスリートも息をのんだ」と絶賛。「全選手が競技エリアに入って、走って行って彼女を守るように囲んでハグした。この場面を一生忘れることはないだろう。メダル獲得者が決まり、(岩渕がメダルを逃すと)オーストラリアの選手がハグをしていた。素晴らしい場面だった。まさに五輪精神を象徴していた」と話した。

観戦していたバッハ会長は関係者を通じ、岩渕に“記念品”としてスウォッチの腕時計をプレゼント。岩渕のチャレンジ精神と、国籍を超えたアスリートたちの友情のシーンが、いたく気に入ったようだった。
https://news.yahoo.co.jp/articles/b0a859b61b92d540cce4328fd12a6ee4b92188e3

これ
https://youtu.be/lIurl71TP7w