ワクチン3回目接種も母親が死去 娘の訴え「ひとごとだと思っていた」
2/19(土) 7:50

18日、全国で211人の新型コロナウイルスによる死亡が確認されました。80代の母親がコロナに感染して亡くなったという50代の女性は、「3回ワクチンを打てば軽症で済むと思っていた」などと話しました。

さいたま市内に住む50代の女性に18日夜、話を聞きました。3日前にコロナで80代の母親を亡くしました。

コロナで母親を亡くした女性(50代)
「まさかこんなにひどく(症状が)どんどん進行、こんなに速いスピードで進んでいってしまうと思っていなかったので、大変驚きました」
「本当に母親なんですけど、とっても甘えん坊なんですね。とてもほんわかしたような人でした」

女性の母親は、糖尿病などの持病があり、介護施設で生活していました。今月に入り、コロナの陽性が確認されたため、女性は母親の入院を求めましたが――

コロナで母親を亡くした女性(50代)
「基礎疾患を持っていることと、高齢なので、すぐに病院は見つかると思ってはいた。実際には全然入れなくて」

9日に陽性が判明してから4日後の13日にようやく入院。しかし、肺炎などが原因で15日に亡くなりました。

看護師が映した映像を見ながら、リモートで母親をみとったといいます。

コロナで母親を亡くした女性(50代)
「亡くなったあとに、看護師さんが乱れた髪の毛を一生懸命なでてくれて、『頑張りましたね』って。正直、わたしも当事者になるまではひとごとだと思っていた。『3回ワクチンを打てば軽症で済む』とか、そういうふうに思っていた。皆さんの大切な家族を、あんな苦しい思いをして亡くなっていくのはよくないので、早く収束を願っています」

https://news.yahoo.co.jp/articles/dc8f741e3dee25267d4b47f85b01e251dc7b9dd5