ドイツのメルケル前首相は25日、ロシアのウクライナ侵攻について「この侵略戦争は、冷戦終結後の欧州の歴史の根本的な転換点を示すものだ」との懸念を表明した。DPA通信の取材に語った。
メルケル氏はロシアの行動を「明白な国際法違反を正当化することは一切できず、最も強い言葉で非難する」と批判した。
メルケル氏は2005年から21年の首相在任中、欧州とロシアとの窓口役を担ってきた。14年のウクライナ危機では、ロシアのプーチン大統領との粘り強い交渉の末、停戦合意を主導。
退任前の21年8月にモスクワを訪問した際には、プーチン氏も「見解は必ずしも一致しなかったが、私たちの対話は最も困難な問題の解決を目指す中身のあるものだった」と敬意を表した。
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