ロシア制裁に二の足を踏む韓国・・アメリカの輸出規制対象に含まれる

2022.02.27.午後11:04
アメリカが対ロシア制裁を強める中、アメリカ産の技術を適用して作った製品に対する輸出管理対象国に、主要国の中で韓国だけが含まれていることが確認された。 アメリカのロシア制裁参加の要求に生ぬるい反応を見せていたが、むしろ韓国企業にブーメランとなって戻ってきたという指摘が出ている。

27日、産業界によると、アメリカ商務省が24日(現地時間)に発表した対ロ輸出管理には、海外直接生産品規則(FDPR)が含まれている。 これによると、半導体・情報通信・センサー・レーザー・海洋・航空宇宙をはじめとする7分野57技術にわたって、第3国がアメリカの技術やソフトウェア(SW)を使用して製品を作った場合、アメリカ商務省の許可を受けなければ、ロシアへの輸出ができない。アメリカ商務省が公示した「57の技術」の具体的なリストがないため、企業が制裁を避けるためには、アメリカ商務省に毎回確認を取らなければならないのだ。

現在、アメリカは日本・欧州連合(EU)・イギリス・カナダ・オーストラリア・ニュージーランドなど主要友好国の大部分をFDPR規制免除対象国に含めたが、韓国は含まれなかった。 韓国と共に規制対象に含まれた主要国は、中国とインドだ。 すぐに企業各社のロシア輸出に差しさわりが生じるのは避けられなくなった。 韓国政府がロシア制裁に原則的な同意の意思を明らかにしただけで、実務的な議論にスピードを出せなかったためだ。 匿名を求めたある政府関係者は「企業としては、韓国がFDPR規制免除国に一日も早く追加され、輸出の不確実性が取り除かれれば、損失を最小限に抑えることができる」とし、「実務的な議論に一段とスピードアップする」と述べた。
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