帰国を希望するウクライナ人 隣国ポーランド国境に集結

プシェミシル、ポーランド、2月28日(AP)― ロシア軍によるウクライナ侵攻が開始されて以来、これまでに約36万8000人がウクライナから隣国ポーランドや周辺の国に避難したが、反対にロシア軍から祖国を守るため帰国を希望する男女もいる。
 ポーランド国境警備隊によると、2月24日のロシア軍侵攻開始から27日までの3日間で、15万6000ひとがウクライナから避難してきたが、同時期に2万2000人がポーランドの国境を越えてウクライナに帰国したという。
 ウクライナのゼレンスキー大統領は首都キエフにとどまり、ウクライナ軍兵士の士気を鼓舞する一方で、18歳から60歳までの男性が国を離れることを禁止した。
 さらに、ウクライナ当局は外国人義勇兵を募っており、10万人以上が志願したと伝えられている。
 ポーランドには推定100万人のウクライナ人が住んでいるが、同国南東部でウクライナと国境を接するプシェミシルには、ほとんどが男性だが、数千人のウクライナ市民が長い列を作って、帰国する交通手段を待っている。その隣では、行き先を書いたボードを手に、乗客を募るポーランド人の姿も見られた。

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