Steamのゲイブはメタバースの現状と人々に懐疑的。「あいつらMMOもやったことないだろ」「まずはラノシア(FF14の地名)へ行け」と斬る

https://automaton-media.com/articles/newsjp/20220228-193651/

昨今よく聞かれる用語「メタバース」の濫用について、Valveの共同設立者Gabe Newell氏が苦言を呈している。同氏が海外メディアPC Gamerに対して、メタバースの現状にやや懐疑的な見解を語った。

今回Newell氏が語る題材となったメタバースは、端的にいえばオンライン上に構築される仮想空間のことだ。ユーザーが思い思いのアバターを身にまとい、仮想空間状で人々との交流や経済活動をおこなうような仕組みがメタバースと呼ばれる。また、仮想空間内のアイテムが金銭的価値をもったり、企業・個人が宣伝やアイテム販売などの活動を実施したり、多くの人が集うイベントの仮想空間での開催などもメタバースの例とされる。つまるところ、第2の現実世界のように人々が交わる仮想空間がメタバースと呼ばれているのだ。

2000年代にブームとなった『セカンドライフ』や、VR空間で人々が交流する『VRChat』などもメタバースの例として知られている。また、メタバースはテック企業やゲーム会社についての関心事でもある。昨年には、Facebook社がメタバースへ取り組む方針を反映し、社名を「Meta」と変更。また今年2月8日にはバンダイナムコグループが「IPごとのメタバース」の開発を発表し話題を呼んだ(関連記事)。