ブライトンの小学校、保護者の「ママ」「パパ」呼びを禁止

■ブライトンにある4つの公立小学校が、生徒たちの多様な家族構成を受けて、「差別」になるのを避けるため、
保護者を「mum(ママ)」「dad(パパ)」ではなく「grown ups(大人の人たち)」などと呼び始め、波紋を呼んでいる。
「デイリー・メール」(電子版)が報じた。

 ブライトンのエルム・グローブ小学校に子どもを通わせる親は「子どもはともかく、私たち大人はとても困惑している」と話す。
「学校側が生徒の家庭環境の違いを考慮しようとしているのは分かりますが、
大半の生徒には、一緒に暮らしているかどうかに関係なくママかパパがいます。
それなのに、なぜ先生たちが自分の両親を突然ママ、パパと呼ぶことができなくなったのか、彼らには理解できないのです」と頭を抱える。

 こうした保護者の意見に対し各学校側は、実の親に育てられていない子どもが増えているため、
「ママ」「パパ」の使用を控えていると発表した。
なかでもソルトディーン小学校は、平等と多様性の方針で「ママ」「パパ」ではなく別の言葉を使うことに決めたとし、
同校は「grown ups」ではなく「parents / carers(両親・保護者)」と呼ぶことを表明している。

https://www.japanjournals.com/uk-today/16731-220302-2.html