東京都豊島区のアパートで2020年、住人の会社員女性(当時35歳)を乱暴して殺害し、小学生の女児ら3人にもわいせつな行為をしたなどとして、殺人や強制わいせつなどの罪に問われた元保育士の佐藤喜人被告(30)の裁判員裁判の初公判が4日、東京地裁(坂田威一郎裁判長)であった。

佐藤被告は「間違いありません」と述べ、起訴事実を認めた。

起訴状では、佐藤被告は20年9月、女性を乱暴後に首を絞めて殺害し、栃木県那須町の山林に遺体を埋めて遺棄。同年11月には都内の路上などで当時9歳の女児ら3人の体を触ったとしている。

検察側は冒頭陳述で、佐藤被告は、わいせつな行為をしようと女性の後をつけて自宅を特定し、無施錠の玄関から侵入して乱暴したと主張。弁護側は「犯行が計画的といえるかなど、先入観を持たずに判断してほしい」と述べた。

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