“何らかの差別感じる”回答が7割 秋田県の県民アンケート
03月08日 07時51分

秋田県が県民を対象に行ったアンケート調査で差別を感じることがあるか尋ねたところ、何らかの差別を感じると答えた人が7割に上りました。

アンケート調査は、去年7月から11月にかけて県がインターネットを通じて行ったもので、300人余りが回答しました。

それによりますと、差別を感じることがあるか尋ねたところ、「よく感じる」が17.4%、「たまに感じる」が37.5%、「あまり感じない」が15.5%で、何らかの差別を感じると答えた人は70.4%に上りました。

また、「まったく感じない」が29.6%でした。

差別を感じると答えた人のうち、どのような差別を感じたか複数回答で尋ねたところ、「性別を理由としたもの」が67.8%と最も多く、次いで「職場に関するもの」が65.4%、「障害者に対するもの」が55.6%でした。

また、差別があった場合の相談先として最も多かったのが「家族や友人など身近な人」で53.6%、次いで「国、県または市町村」が45.1%でした。

県は、県民が安心して暮らせるようあらゆる差別を禁止する条例の制定を目指していて、調査結果を今後の施策に生かしていきたいとしています。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/akita/20220308/6010013332.html