メタボとビタミンD
https://mbp-japan.com/kagoshima/aitokukai/column/5106395/

近年問題となっているメタボリックシンドロームですが、ビタミンDによる改善効果が報告されています。

糖とビタミンD
糖代謝の中心的な役割を担うインスリンへのビタミンD3の関与を示す多くの報告があります。
・ビタミンD欠乏下ではインスリン分泌量は低下する。
・ビタミンD3はインスリン分泌と膵β細胞の機能維持に関与しており、糖代謝制御に重要な役割を果たす。
・ビタミンD不足の被験者に6カ月間ビタミンD(2000U/日)を投与するとインスリン分泌量が増加する。

脂肪とビタミンD
高脂肪食で飼育した肥満マウスや肥満ラットに1,25-(OH)2ビタミンD 3を投与すると
(肝臓においてde novo脂質合成が低下し、β酸化が亢進し)肝臓での脂質蓄積が抑制されることが報告されています。
・肥満者では血中25-OHビタミンD3が低下している。
・25-OHビタミンD濃度が20ng/mL以下(ビタミンD不足と診断される)ではメタボリックシンドロームの発症リスクが高まる。
・内臓脂肪型肥満の患者は他のメタボリックシンドローム関連因子の保有率が有意に高く、血中25-OHビタミンD濃度が有意に低値である。