北九州市飲酒運転死亡事故 無罪主張の被告に懲役9年の判決(FBS福岡放送) - Yahoo!ニュース
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北九州市で4年前、飲酒運転で事故を起こし、同乗していた友人2人を死亡させた罪に問われている男の裁判で、「運転していたのは自分ではない」と無罪を主張していた被告に対し、福岡地裁小倉支部は男が運転していたと認め、懲役9年の判決を言い渡しました。

判決を受けたのは、北九州市八幡西区の配管工・堀田亮太被告(32)です。

堀田被告は2018年5月、酒を飲んだ状態で北九州市八幡西区洞南町の県道を、制限速度を大幅に上回る時速130キロで走行し、電柱に衝突し、同乗していた28歳と22歳の男性を死亡させたとして、危険運転致死のなどの罪に問われています。

■山木記者
「今回の裁判で争点は、被告が運転手と認められるか否かについてです。」

初公判で被告側は「泥酔していて後部座席にいた」、「運転していたのは、亡くなった男性のうちの1人」と無罪を主張しました。

これに対し検察は、堀田被告が当時、青色のズボンをはいていて、「運転席付近に青色の繊維のようなものが付いていた」などとして「堀田被告が運転手であったことは明らか」と主張しました。

この点について被告側は「溶着していた物質が青色のズボンの繊維だと裏付けられていない」などと反論しました。また、亡くなった男性の遺体の損傷状況からも「男性が運転していた可能性も否定できない」と双方の主張は真っ向から対立していました。

福岡地方裁判所小倉支部の森喜史裁判長は14日、運転席付近の青い色について「大きくて幅がある被告のズボンによるものと考えるのが自然」などとして、堀田被告が運転手だったと認定しました。その上で「運転行為が危険なのは誰の目にも明らか」として、堀田被告に懲役9年の判決を言い渡しまし