信長の側室が眠る寺、取り壊しへ 愛知・久昌寺、建て替え費用なく
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織田信長の最愛の側室「吉乃」が眠る愛知県江南市の「久昌寺」が今春、取り壊される。吉乃の生家・生駒家が菩提寺として代々管理してきたが、老朽化した本堂を建て替える費用を捻出できなかった。19代当主の生駒英夫さん(48)は「残せるものなら残したいが、無理だった」と悔しさをにじませる。

 江南市史などによると、久昌寺は曹洞宗の寺院で、創立は1384年。吉乃は信長の長男信忠、次男信雄、長女徳姫を生んだとされ、1566年に病死し寺院内に葬られた。信長は当時の居城・小牧山城(愛知県小牧市)に登っては久昌寺がある西を眺め、吉乃の死を嘆いて泣いたと伝えられる。