福井市は25日、市内にある足羽山の洞窟で、細長い体に多数の足がある節足動物、ヤスデの新種が見つかったと発表した。
体長は2〜3センチで、暗い洞窟の中にいるので目が退化しており、体の側面に赤い斑点がある。
京都大がDNA型や体の特徴から新種と特定。
市によると、この洞窟で新種の生物が見つかるのは4種目。

 「アスワタテウネホラヤスデ」と命名された。
秋から春にかけ、洞窟内の腐った木片の裏などで見つかるが、何を食べているかなどは不明。
福井市自然史博物館が今後、生態を調べる。

 市が19年に洞窟内調査の報告書をまとめ、京都大がヤスデに着目して調べたところ新種と判明した。

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