カタールW杯アジア最終予選で日本に0―2で敗れたオーストラリア代表やサッカー界に対し、同国代表OBや評論家らが猛批判している。

 B組3位となったオーストラリア。A組3位とのプレーオフを制し、さらに南米5位との大陸間プレーオフに勝利しなければ本大会に出場できなくなった。

 厳しい道のりとなったことで、代表に対する不満が爆発。オーストラリア「ニュース・ドットコム」によると、ファン、代表OB、評論家らが大ブーイングだという。黄金期を築いた一人である元代表DFルーク・ウィルクシャー氏は、後輩たちの競技に対する姿勢を非難。テレビ中継の解説で、特に次戦のサウジアラビア戦を自身の結婚式のために欠場するFWジェイミー・マクラーレンを取り上げ厳しい言葉を並べた。

「我々のリーグ、我々の選手にとって、優先順位は何なのだろうか。国際試合を欠場して結婚することか? 優先順位をつける必要がある。選手として、代表チームでプレーすることは究極だ。W杯の出場権を獲得することは、キャリアの中で一度しかできないこと。犠牲を払って、可能な限りのことをしなければならない」とマクラーレンの姿勢を一刀両断した。

 また、評論家のアンディ・ハーパー氏は「日本は我々より1マイル先を行っている。日本選手は我々より1マイル先を行っている。彼らのシステムは我々より1マイル先を行っている。彼らの投資も我々より1マイル先を行っている」とあらゆる方面で日本と差が開いている現状をズバリ指摘。アーノルド監督はもちろん、サッカー界全体に対しても、厳しい指摘を繰り返した。

 オーストラリアにとっても、大きな一戦だったようだ。

https://news.yahoo.co.jp/articles/708c9cb36faab23fe480ecd11166b6fd0fff6f8e