京急発車音が自販機で復活、横浜駅 「ドレミファ」の音階 - サンスポ
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京浜急行電鉄で名物だった「ドレミファ」の音階に聞こえる電車の発車音が、横浜駅の飲料自動販売機で復活した。電車を動かすモーターの制御機器から出るノイズをメロディー風に調整して人気を集めたが、機材の更新で聞けなくなり、ファンから惜しむ声が出ていた。
自販機は京急の1000形車両を模した赤いデザインで、横浜駅北口改札内に設置。商品ボタンを押すと乗務員の「間もなく発車します」というアナウンスの後、ドレミファの発車音が流れる。
1日午前、自販機の稼働と同時にファン数人が取り囲み、メロディーに聞き入った。川崎市の中学2年熊本敬志さん(13)は「一番乗りで試したくて駆け付けた。久しぶりにあのきれいな音が聞けた」と満足げだった。
京急によると、ドレミファを奏でる車両は1998年以降に導入されて親しまれたが、2008年から減っていき、21年7月で最後の1台が改修され姿を消した。