冷戦時代にソビエト連邦が使用した自動核兵器制御システムが「死の手」です。この死の手はソビエト崩壊後のロシアでも引き続き使用されており、ウラジミール・プーチン大統領が死ぬと自動で発動するといわれています。

何らかの警報・異常があった際にシステムを発動し、致命的な状態を導くシステムあるいはその思想をフェイルデッドリーと呼びます。このフェイルデッドリーの一種としてロシア政府が運用しているとされる自動核兵器制御システムが、「死の手」です。「死の手」は指揮系統に事前入力した最高権威命令を戦略ミサイル部隊に送信することで、大陸間弾道ミサイルの発射を自動で実行可能にするというもの。核攻撃に関する振動・光・放射能・圧力などをセンサーが検知した場合、指揮系統が完全に破壊されていても、「死の手」があれば核攻撃が可能となります。
https://gigazine.net/news/20220405-dead-hand/