ハンガリー総選挙、オルバン首相の与党が勝利 ゼレンスキー氏は打ち勝つ「相手」

ハンガリーで3日、総選挙が行われ、強権政治を進め、長年にわたりロシア寄りの姿勢を示すオルバン・ビクトル首相が率いる与党が勝利した。
オルバン氏にとっては連続4期目の首相の座を実現させた形となった。

選挙管理委員会の3日夜の発表によれば、与党の「フィデス・ハンガリー市民連盟」が開票率71%の段階で大きくリードしている。
選挙戦はロシアによるウクライナ侵攻に支配され、オルバン氏と長く親交のあるロシアのウラジーミル・プーチン大統領との関係にも厳しい目が注がれた。
オルバン氏は勝利演説で、ウクライナのゼレンスキー大統領について、今回の選挙戦で打ち勝たなくてはならなかった「対戦相手」のひとりだったと述べる場面もあった。

ハンガリーはロシア産のエネルギーに大きく依存している。オルバン氏はプーチン氏によるウクライナ侵攻を非難することを避けており、
欧州連合(EU)によるプーチン氏への統一戦線構築の取り組みを難しくしている。
世論調査では接戦も予想されていたものの、与党が国内の大部分で大勝した。野党指導者のマルキザイ・ペーテル氏は、市長を務めた経験を持つ自身の選挙区でも勝利できなかった。


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