DER SPIEGELは「傍受された無線通信の一部は、ブチャの幹線道路で見つかった遺体の状況と明らかに一致しています」と指摘しました。例えば、あるロシア軍兵士の無線音声は「自転車に乗った人を撃ったところだ」と他の兵士に報告するものでした。そして、DER SPIEGELが実際にブチャで撮影した虐殺現場の写真には、自転車に乗っている最中に殺害されたとおぼしき男性の写真が含まれています。

BNDが傍受した会話は、ロシア軍が残虐行為を日常生活の一部のように話していたことを示唆するものでした。また、傍受された音声について詳しい情報筋によると、これらの証拠は民間人の殺害がロシアの軍事活動の基本的な要素であり、同時により大きな戦略の一部にもなっている可能性があるとのこと。つまり、市民の殺害は占領された地域の人々に恐怖を植え付け、抵抗する意志をそぐことを意図したものだったと考えられるとのことです。
https://gigazine.net/news/20220408-russian-radio-traffic-murder-civilians-bucha/