■デフレ脱却の状況ではない、日銀と協調し政策動員=鈴木財務相

[東京 14日 ロイター] - 鈴木俊一財務相は14日の参院財政金融委員会で、日本経済の現状はデフレではないとしつつも、デフレから脱却したという状況ではないとの認識を示した。

そのうえで、デフレ脱却は岸田文雄政権のマクロ経済政策の最大の目標だと指摘、日銀と協調し、あらゆる政策を動員し、成長と分配による経済の好循環を実現すると述べた。

浜田聡委員(みん)への答弁。
https://jp.reuters.com/article/japan-finmin-economy-idJPKCN2M6061

■参考)円、1カ月で8円下落 インフレで資金の流れ急変

外国為替市場では3月以降、円の独歩安の様相が強まっている。マネーの流れが急変した背景にあるのが世界的なインフレだ。ウクライナ危機が資源高に拍車をかけ、各国は金融引き締めを急いでいる。マネーは資源国や金利の高い国の通貨へ動き、資源を持たず低金利を続ける円は格好の売り対象になっている。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB138R20T10C22A4000000/