[ロンドン 14日 ロイター] - 昨年3月に約290万ドル(約3億6600万円)で落札された米ツイッターのジャック・ドーシー最高経営責任者(CEO)の初ツイートが再び競売に出されているが、14日時点での最高入札額はわずか6800ドル(約86万円)にとどまっている。

ドーシーCEOが16年前に初めて投稿した「just setting up my twttr」(たった今、自分のツイッターを設定した)というツイートは「非代替性トークン」(NFT)の形で昨年売りに出され、暗号資産への関心の高まりを受けて高値で落札された。

当時の落札者である暗号資産(仮想通貨)業界の起業家シーナ・エスタビ氏が、先週になってNFT取引所「オープンシー」に出品。当初の落札希望価格は4800万ドルだったが、1週間で数百ドルの入札しか入らず、希望価格は撤回されたという。

エスタビ氏はロイターに「売り出し価格が高く、誰もが入札できる価格ではなかった」とし、今は売却するかどうか分からないと述べた。

https://jp.reuters.com/article/fintech-nft-tweet-idJPKCN2M708Q