大阪万博のロゴに違和感=主婦・小谷育代・62(大阪府)

 2025年に開催される大阪・関西万博を運営する日本国際博覧会協会が、このほど公式キャラクターを発表しました。
赤い円形が連なる奇抜な細胞をイメージしたデザインで「水の都」と呼ばれる大阪を連想させるロゴマークだということです。

 デザインへの好き嫌いは人さまざまですが、私は違和感を抱いています。
大阪には昔から奇抜さを笑いに転化する文化があり、私も慣れ親しんできました。
とはいっても、あちこちを向いている「目玉」模様になじめないのです。

 他の人は?と調べると「トライポフォビア(集合体恐怖症)」という用語がありました。
ハチの巣やハスの穴など特定の形の集合体を見ると嫌悪感や恐怖感を抱く人がいるとのこと。

 大阪万博は「多様で心身とも健康な生き方」をサブテーマに掲げています。
しかし、このロゴのデザインへの「恐怖感」のため、心から楽しめない人がいることも関係者は忘れないでほしいと思います。

https://mainichi.jp/articles/20220412/ddm/005/070/001000c