三菱電機、また検査不正
40年間で変圧器3千台超
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三菱電機は21日、兵庫県赤穂市の工場で製造した計3384台の変圧器で、顧客が求める基準を下回る不正な検査を行っていたと発表した。1982年から2022年3月の40年間にわたって出荷し、鉄道や電力会社などに納入していた。

 三菱電機では検査不正問題が相次いだことを受け、21年7月に調査委員会を立ち上げて全社的な調査を行っていた。調査中も不正な検査を続けていた。

 変圧器は電圧を上げたり下げたりする装置。高い電圧で製品が壊れないかどうかを確認する検査で、顧客が求める水準よりも低い電圧で行っていた。顧客には検査を要求通りに行ったとする虚偽の結果を通知していた。