佐々木朗希、米球界で浮上する2024年オフ「MLB移籍説」



来年3月に予定されている第5回「ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)」で佐々木はまず間違いなく超目玉選手として栗山英樹監督率いる侍ジャパンに初選出されるはずだ。このWBCでは同じく近い将来のメジャー移籍が確実視される日本のエース・山本(オリックス)らとともにMLB全球団のスカウト、さらには編成トップのGMから一挙一動に注目を浴びることになるのは必至だろう。


■ メジャー関係者「ロッテは選手の夢を後押しする球団」


ア・リーグ球団関係者の1人は佐々木獲得を巡るMLBの内部事情に自身の分析も交え、次のように打ち明ける。


「来年3月のWBCで各国代表のメジャーリーガーたちを相手に同じようなパーフェクト投球を見せつけるか、あるいは準ずるような内容を残せば、国際的なインパクトによって佐々木の評価は確実にワールドクラスにまで達する。


さすがにロッテが来年の2023年オフにチームの宝を放出する決断に踏み切ることはまずないだろうが、再来年の2024年オフならばあり得るのではないか。ロッテは選手の夢を後押しする球団で、ポスティングシステムを利用する形でのMLB移籍にもかなり寛容な球団。


加えて大きなポイントとなるのは2024年シーズンが佐々木にとってプロ5年目であるという点であり、前例として参考にすべき存在の大谷も日本ハムで同じく5年間プレーしてからMLBへ移籍している。


何より佐々木本人もかつて『タイミングが合えば年齢問わず行きたい』と公言しており、MLBへの移籍志向は相当に高い。佐々木も、そしてロッテ球団側もともにお金より夢の実現を追求していくことをモットーとしているのは我々も把握している。だから両者は国際FAから除外されることに対し、そこまで頑なに拘らないだろうとも踏んでいる。


もちろん、それまでに佐々木が若きエースとしてチームをリーグ優勝、あるいは日本一に導くこともポスティング容認のための絶対条件になるだろう。これらの観点からMLB球団の中には、早ければ佐々木の移籍始動が2024年オフになると予想する向きも少なくない」


今シーズン中に海外FA権を取得予定の福岡ソフトバンクホークス・千賀滉大投手は権利行使で今オフのMLB移籍が確実。オリックス・山本には2023年シーズン終了後に国際FA選手扱いとなることから同年オフのポスティングシステムを利用したMLB移籍を大胆に予想する声も日米の球界関係者の間で飛び交う。


千賀、山本に続き、佐々木もその次の年となる3年後のシーズンにはMLBの球団に所属し、本場のメジャーリーガーたちを異次元投球で翻弄しているのだろうか。


いずれにせよ野球ファンならずとも、その名を知る日本プロ野球の若きスーパースターが現れたのは久々だ。令和の怪物が日本だけでなく世界へと羽ばたく姿を、この先も注視していきたい。


https://news.yahoo.co.jp/articles/86997445fca65bb2ba8a6b0faf83613f85d07678?page=1