北海道の知床半島沖で観光船が遭難した事故で、死亡した11人のうち3人の身元が分かり、
このうち1人が丸亀市の40歳の男性と確認されました。

第1管区海上保安本部は4月25日夜、身元が確認された3人のうちの1人は丸亀市の河口洋介さん(40)と発表しました。
24日午前、知床岬の先端から北東約6.6キロの地点で救助されましたが死亡が確認されました。
死因は溺死でした。家族が面会し確認したということです。

河口さんは2008年から坂出市役所に勤務していて、市によりますと2月中旬から5月中旬まで長期の休暇を取得していました。
3月まで河口さんと同じ共働課で働いていた元上司は。

(元上司 坂出市職員課 大林紀彦課長)
「報道で名前を知り、ちょっと信じられない状況。普段はすごくおだやかで物静かなタイプ。
仕事についても真面目に取り組み、1つの仕事に集中して取り組む。そういう職員でした」

また坂出市の有福哲二市長は、「本市の前途ある職員が犠牲になったことは残念でなりません」として、
事故の原因究明を求めるコメントを発表しています。

https://www.ohk.co.jp/data/16958/pages/