トルコ中央銀行は年末のインフレ率予測を42.8%と、今年1月時点の23.2%から上方修正した。エネルギーの輸入コスト上昇と通貨リラの下落が背景だ。

  カブジュオール総裁によれば、インフレ率は来年末までに12.9%、2024年には8.3%前後に減速すると見込まれている。同国の公式インフレ目標は5%。

  同総裁はアンカラで行われた記者会見で、最新予測を含む中銀の四半期インフレ報告を発表。消費者物価指数の構成品目のうち約4分の1を占める食料品の価格は年末時点で前年同月比49%上昇するとの見通しを明らかにした。1月時点の予測は24.2%の上昇だった。

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-04-28/RB1IZ2DWLU6S01?srnd=cojp-v2