これはしゃーなくない?


桂田社長:「豊田氏から午後の天気が荒れる可能性があるが、あす10時からのクルーズは出航可能と報告がありました。この時点で、ウトロでは風と波も強くなかったので、海が荒れるようであれば、引き返す条件付き運航ということを豊田氏と打ち合わせ、当時の出航を決定致しました」「(Q.船長が「午後は荒れる可能性がある」と言っていて、それに対して「本当に大丈夫か?」と疑問に思わなかった?)その時は、思いませんでした」

 用意した資料に目を落とし、終始うつむきながら、説明する桂田社長。出航基準について問われると、次のように答えました。

 桂田社長:「(Q.通常、波が何メートル以上、風速何メートル以上であれば欠航という規定があると思いますが、どのような規定があったか?)波が1メートル以上で欠航、風速8メートル以上で欠航、視界が300メートル以上ないと出航できないという。数字で言うと、そのようになります」「(Q.波浪注意報が出ているにもかかわらず、出航をそのまま止めなかった?)現実に、ウトロ港、あと車で少し走ったところも、海も、平穏な波だったからです。風もなく」「(Q.運航基準を超える可能性があると、認識していたということでよろしいか?)そうですね。基準が超える可能性は十分あると。その前に帰ってくるのが、条件付き運転です」

■「船長判断」「要望」“責任転嫁”発言も

 天候が荒れたら引き返すという条件付きで、出航することを桂田社長の判断で決めた一方で…。

 桂田社長:「自然現象なので、天気図が常に正確に当たるわけではないんですよ。ただ細心の注意をもって、運航しなきゃいけないというのはもっともで。それは、船長は重々承知。皆さん命がかかってますので、運航してるという認識をしておりました」「(Q.これまでも通常、波浪注意報が出ていても、出港することはよくありえた?)よくというか、条件運行の時は、そういうこともありました。天気が悪くなる場合は、それを船長判断で、戻ってきて頂くようなことを長年やっております」


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