たとえばネオリベ批判の第一人者の
ネオリベの定義を見よう
彼はマルクス主義者でもある

> 新自由主義とは何よりも、強力な私的所有権、自由市場、自由貿易を特徴とする制度的枠組みの範囲内で
> 個々人の企業活動の自由とその能力とが無制約に発揮されることによって人類の富と福利が最も増大する、
> と主張する政治経済的実践の理論である。
> 国家の役割は、こうした実践にふさわしい制度的枠組みを創出し維持することである。
> たとえば国家は、通過の品質と信頼性を守らなければならない。

デヴィッド・ハーヴェイ
新自由主義 その歴史的展開と現在

実際ネオリベのレーガンはどういう政策をとったのか
金利を高くしてドル高政策をとった

新自由主義と金融覇権 現代アメリカ経済政策史

> この過程は次のように進行した。まずレーガン政権下での対ソ戦略のための膨大な軍事支出はアメリカに
> 史上空前の財政赤字をもたらしたが,マネタリズムの考えに依拠する政権はハイパワードマネーの供給を抑制した。
> そのため実質金利が上昇しドル高が進行した。これは金融業にとっては有利な状況であったが,
> アメリカ輸出産業の基軸であるハイテク企業は,輸出不振と資金コスト上昇から低賃金を求めて生産設備を中南米や
> アジアの発展途上国へ移動させ,ますます多国籍化への道を突き進んだ。すなわち「レーガノミクスとは,
> アメリカ製造業の衰退をもたらし,金融部門の肥大化に積極的役割を果たした経済政策であった」。

https://www.jstage.jst.go.jp/article/peq/54/4/54_81/_pdf