https://news.goo.ne.jp/article/ntv_news24/politics/ntv_news24-2022050206542511.html

北海道・知床半島沖の海底で確認された観光船について、
海上保安庁は、今月中にも、深い水深でも潜水可能な「飽和潜水」の技術などを使い、船の内外を捜索することを決めました。

海上保安庁は、行方不明者の捜索のため、海難救助などを行う民間企業「日本サルヴェージ」と契約し、
今月中にも水深約115メートルに沈む観光船「KAZU 1」の内外を調べ始めると明らかにしました。

その費用8億7700万円は国が負担するということです。

この民間企業は、事前に高い水圧に体を慣らしてから潜水する「飽和潜水」の技術と「ROV」と呼ばれる遠隔で
海底の映像などをリアルタイムで見られる機材を使い、捜索や船の調査を行います。

海上保安庁は、船の引き揚げの費用について、今回含まれていないと説明し、
事故を起こした「知床遊覧船」に請求するかは慎重に検討するとしています。