熊本県で3日午前、フェリーが桟橋に衝突する事故が起きました。フェリーと桟橋をつなぐブリッジは、いたるところで破損し、桟橋の柱には傷も…。事故当時、フェリーにいた乗客が、事故当時の様子を語りました。

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熊本・天草市の御所浦港にとまっているフェリー。その先にある桟橋の赤い柱をみてみると、傷ができています。そして、フェリーと桟橋をつなぐブリッジは、いたるところが破損していました。

3日午前9時前、「フェリーごしょうら」が桟橋の柱に衝突する事故を起こしたのです。

事故を起こしたフェリーの乗客
「『つかまってください!』って大きい声で言われて、そのまま(桟橋の)柱にドンとぶつかった感じで。そのままバックして、今度は後ろの堤防にあたったというところで」

速度を落としながら着岸しようとしたフェリー。しかし、その際、船首の右側が桟橋の柱に衝突、その衝撃で今度は、150メートルほど離れた堤防にぶつかったといいます。

乗客・乗員あわせて71人が乗っていましたが、けが人はいませんでした。

熊本海上保安部によると、船長の男性は「速力を止めるためのクラッチが入らなかった」と話しているということです。

入港前の確認では、クラッチは正常に動いていたことから、熊本海上保安部が事故の原因を調べています。https://news.livedoor.com/article/detail/22106616/