製造中止の発表
2020年6月、中国のNinebotは、セグウェイ PTの生産を7月15日に停止することを発表した。
生産していたニューハンプシャーにある工場の従業員21人は解雇される。

セグウェイは「個人が日常生活で近距離の移動に用いる」という用途では普及せず、空港の警備や観光ツアーなどといった業務向けの利用にとどまった。
20年の歴史での累計販売台数は約14万台。
製造中止の発表時にセグウェイ社の副社長トニー・ホーは「20年前は素晴らしいイノベーションだった。現代では少し時代遅れのようだ」と語った。

発売当時にセグウェイによって目指された「新たな近距離の交通手段」については近年では、キックスケーターに電動モータをつけたような、500ドル以下で購入できる電動スクーターが主役になりつつあるという。