ウクライナのウニアン通信は6日、ロシア軍の砲弾によって18歳の少年の目の前で母親が亡くなった状況を伝えた。少年は現在、母親に代わって弟2人と妹2人の面倒を見ているという。

 報道によると、ロシアの侵攻前、少年は家族5人でウクライナ東部ドネツク州の村に住んでいた。侵攻後のある日、自宅に帰る途中、ロシア軍の砲撃を受けた。爆風がおさまった後、少年が目を開くと、母親が横たわっていた。最後の言葉は「ママは大丈夫よ」だったという。

 母親の遺体は、爆発によってできた穴に葬られた。少年らは現在、別の州に住んでいるという。

https://news.yahoo.co.jp/articles/05cd0d612417b0288d24b3e465aa784e26ff3c7d