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あらすじ

超能力一家の長男春日恭介は、父の隆、双子の妹まなみとくるみの4人家族。超能力が使えることは春日家だけの秘密事であり、超能力がバレるたびに春日家は転居を繰り返していた。

くるみが以前の中学校で超能力を使い100メートルを3秒で走ったため、春日家は7度目の転居で新しい町にやってきた。

恭介が散歩がてらに石段を登っていると、真っ赤な麦わら帽子が飛んで来る。

超能力でキャッチすると、その持ち主は少し大人びた美少女だった。

恭介は石段の数を巡り女の子と軽い口論になるが、間をとるということで落着。別れ際、その帽子を「あげる、なかなか似合ってるよ」といわれ、名前も知らない彼女に恭介は一目惚れしてしまう。

後日、転校先の学校に向い教室の空席に座ろうとすると、そこは学校一の不良少女鮎川まどかの席だと注意される。

放課後、部活を見学に行ったくるみが校舎裏で女の子たちに絡まれているのを知った恭介は、心配になって様子を見に行くと、そこには昨日出会った少女と檜山ひかるという少女がタバコを吸っており、くるみは2人を注意したのだった。

昨日出会って一目ぼれした少女との予期せぬ再会に、昨日のことを話しかけようとするが、彼女は恭介のことを「知らない」と隠そうとする。

ひかるが彼女にかける言葉で彼女が『鮎川まどか』であるとわかり、恭介は超能力で煙草の火を消し、「丈夫な赤ちゃんが産めなくなるぜ」と注意するが、まどかから頬を平手打ちされてしまう。恭介は麦わら帽子の女の子と不良少女まどかが同じ女の子だとは思えず戸惑うばかりだった。

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