「ずっと車中泊が続いている」「休憩できず車内で排泄した」「走行記録の改ざんを指示された」…。過酷な労働実態が問題視されてきたトラック運送業界で “働き方改革” が始まろうとしている。
2024年には労働時間の上限規制も適用される予定だ。しかし、労働環境の改善は進んでおらず、このままでは「法令違反の労働」「労災かくし」などが水面下で増えかねないと懸念されている。現場で何が起きているのか?問題はどこか?
トラックドライバー
「止めるところがなかったらその場で探すしかない。ここぐらいしかないもんで、ここへ止めさせていただいて、長い時間だと悪いもんで」
市街地やコンビニで休もうとすると、迷惑がられる。
時間に追われ、ちゃんと休憩できる場所を探す余裕がない。
そこには、切実な事情がありました。
ディレクター
「トイレ行きたいときどうするんですか」
トラックドライバー
「どうしてもっていうとき。こういう所(道路脇)でしますね。隠れて。恥ずかしい話、大きい方を(車内で)もらしたこともある」
https://www.nhk.or.jp/gifu/kisha/index2021.html