元ジブリの演出家「20年前に比べ演出家や監督は肩身が狭くなった、このままだ消滅するかも」 [468812332]
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演出家を大きく二分するポイントがあります。
画が描ける演出家か。画が描けない演出家か。というポイントです。
「画が描けない演出家」ではく、演出家とは本来「画を(意図的に)描かない演出家」であるべきだと私は思っています。(例えば、高畑勲監督などがそれにあたると思ってます)
……ですが、そういう理想は、現状の忙殺されるアニメ制作において何の手助けにもなりません。
演出家にとって、画が描けて損することは一つもないのです。
ならば、BG原図やラフ原画が描ける私はさぞ業界で重宝されるようになったのか…。いや、悲しいかなそうでもないのです。
その仕事は、もともと画を描いている演出家志望の若手アニメーターたちへ回るようになってきたのです。
https://note.com/miyajijii/n/na02044c9c422
演出家志望の若手アニメーターたちを「演出家」として作品拘束しておけば、危機的な状況の時に作画監督の補佐や原画を描いて貰う事もできる。それこそ万能な演出家です。
そしてその流れは、業界全体を見ても自然な成り行きだったのかなとも思えてきます。主に三つに分けて具体例を上げてみます。
一つ目、原作マンガのアニメ化が業界の主な仕事になった事。
昔のように原作マンガをアニメ版に改変したりする作り方ではなく、そのものをアニメというジャンルに変換する。「ガワに落とし込む」「外見を整える」作り方が増えてきた事。
監督に独自の原作解釈も思想性も求められてはいないし、演出的改変など以ての外、むしろ原作をなるべくそのままシリーズ構成化し、アニメにトランスレーションする事を求められたりする。演出家が提供できるのは、純粋にアニメ技術のみ。そうなるとやはり「画が書ける演出家」が求めらます。
で、この状況が変容していき、最近現場でよく目にするのは、
監督が一人と、あとは2.3名の演出助手。というパターンです。
私が体験した事で言えば、「あれ?演出として呼ばれて来たけど、やっている仕事は演出ではなく演出助手じゃね?」という事が増えてきたのです。
頂いた依頼で驚いた例を言えば、
「既にアフレコが済んでいて作画打ち合わせも終わってるんですが、レイアウトチェックから演出をお願いしたい」とか、
「3分の1パートだけ演出をお願いしたい」
「2.3日で終わるお手軽演出、コンテ撮作りもありますよ」
といった依頼が来たことです。
本来、演出は話数一本分を一人で管理する事が仕事で、その演出家の間合いでセリフ尺を計り、そのリズムで一話数を統一する事が仕事のはず。それが、作画監督が一人でなく3人、4人と増えていった事に比例し、いつの間にか演出家も1.2人と増えていってしまったようなのでした。それはもう演出とは言えない……。そう、必要だったのは「演出助手」なのです。
作業のデジタル化によって演出家による撮影入れの素材チェック、「撮出し」という工程がなくなった事にも一因があります。
アナログの頃は、「撮出し」段階でセル画/背景/タイムシートの最終素材確認をし、撮影指示をしていましたが、現状では原画チェック時に最終素材を想像して、先に撮影指示を入れています。
なので、本質的に素材を重ねて完成画面を確認するのは、各データをコンポジットしている撮影監督という事になります。
気の利いた画面処理を加え、失敗をデコレートして隠してくれる撮影さんが、今は「撮出し」をしているのです。
良い撮影監督がいれば、演出家でなく演出助手で充分。これも要因の一つかもしれません。 今のアニメは絵と同じく金太郎アメみたいなパターン化しか求められてないんだよ。
赤毛のアンみたいな微妙な心理を表す演出なんて
萌系異世界系金太郎飴様式演出視聴者奴には理解もされないし求められてもいない。 宮崎駿監督が原画直しまで全部やってた超人だっただけで
他の人には無理よ
やりたいならオリジナル作品を作れる才能がないと
その世界では厳しいのでは なるほど面白い記事だった
鬼滅みたいな『原作完全再現』系のアニメが増えたことで、演出家は独自の思想をアニメに込められなくなり、
その結果むしろ作画監督の方が価値の比重が大きくなり、
余計な思想を入れない制作進行的な演出助手(実写ドラマで言うところのAD)が重宝されているということか もう新規の作品作らんでもええわ
どうせ諸方面への配慮でつまらん作品しかできないだろうし 東映なんかは演出家が神の会社だがあそこはなんだかんだほとんどオリジナルか >>10
聖闘士星矢のアニメがよかったのは演出家がよかったのかな >>8
いまやアニメってアスペが作ってアスペが消費する現実逃避ポルノだもんな ウケなきゃだめじゃん?
名選手が名監督か?
高畑ウケた? 監督は消えないだろうけど演出家は消えるかもな
作業短縮するために作監と兼ねる可能性はある >演出家の仕事は一話数の全体を見渡す仕事で、全セクションの事に理解を持ち、スケジュール感覚も持っていないといけません。
>画が描けない演出家」に、「絵描きから出てこないアイデアや刺激を」という純粋演出を求めるような余裕が業界にはなくなってしまっ 日本の実写やアニメなどの映像作品の職種てよくわからない
アメリカ映画だとディレクター=監督ってすぐわかるのに
日本の場合ディレクター、アシンスタントディレクター、演出家、監督
なんかいろいろあって誰が何してるのかさっぱりわからん 庵野は松本との対談でディレクターは子供でもできるプロデューサーをやって大人になれるって言ってたな >>21
アニメではディレクターというのは使わない。
監督は全体を統括する監督
演出は映像制作のみの現場監督 >>8
テンプレ化した業界は凋落をまぬがれない
エロゲ業界もそうやって死んだ >>20
エウレカop1は村田、op4は京田本人のコンテだったような気がするけど
演出は宮地だったけ >>22
だからお前はシンなんちゃらみたいな糞つまんない映画しか作れんのだろw 全く別の能力やで?
指示通りのことができる人
指示を下して顧客を喜ばせる人 絵が描けた方がそりゃいいんだろうけど、アニメ絵ばかり描いてきた奴に教養ある奴はいない、
てのが問題だわな >>28
押井が典型例だが、無駄に教養があると知識ひけらかし衒学路線に走って
アニメとしては恐ろしく退屈になる
というケースもあるんで 演出家って育てるのが大変なんだよ
他の仕事してたのにいきなり現場監督だからね
管理業務だからやりたがるアニメータも少ないし
長年原画や作監やってきた大御所がなったとして演出としては素人なのに誰もダメ出しできないし アニメが好きでなにか表現したいものがあるならアニメ業界に入らない方がいいんではとは思ってた
最近じゃ自主制作してる人なんてざらにいるし アニメのこれ系の話って
現実の工業系のなんか比喩だから
そういうレポートなんだろうけどね
でもちょっとわかんないんだよね
何が焦点なのかが
だって複数の話だから結局
そういうことなんよね 一般化したっていうのかな
そのせいで
業界の仕事としては正義がもうないって感じだよな
業界っていうか集団
受け取られ方が変わると
意味が変わるわけだから
それがネットのゴタゴタでどうなるか
読みづらいはずだよねという
風には見えるけどね
でももうずっとそういう展開だから
全体としては向かう方向
決まってるんだろうな あの人化みたいなこと?
キャラクター商売か
片目?ああ新婚で
ああなんだ嫌儲の話か
恥ずかしいんだ
汽車ね
ああ… そうそう
アニメーター界隈って
なんか可哀そうな話しなきゃいけない
みたいな感じだよね
まあなんかしょうがないんだろうな
これ構造上そういうものなのかね
よっぽどあれって
ことだよね
本当は ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています