演出家を大きく二分するポイントがあります。
画が描ける演出家か。画が描けない演出家か。というポイントです。

「画が描けない演出家」ではく、演出家とは本来「画を(意図的に)描かない演出家」であるべきだと私は思っています。(例えば、高畑勲監督などがそれにあたると思ってます)

……ですが、そういう理想は、現状の忙殺されるアニメ制作において何の手助けにもなりません。
演出家にとって、画が描けて損することは一つもないのです。
ならば、BG原図やラフ原画が描ける私はさぞ業界で重宝されるようになったのか…。いや、悲しいかなそうでもないのです。
その仕事は、もともと画を描いている演出家志望の若手アニメーターたちへ回るようになってきたのです。


https://note.com/miyajijii/n/na02044c9c422