ウクライナ人避難民親子が到着 県内の受け入れは3組目

県内での受け入れは3組目です。
ロシアのウクライナへの軍事侵攻が続く中、避難民の受け入れを進める佐賀県に24日、ウクライナ人の親子2人が新たに避難しました。

避難してきたのはウクライナ国籍のニャンコ・ナターリャさんと(44)娘のニャンコ・アナスタシアさん(19)で、午前11時すぎに佐賀空港に到着し県職員などおよそ20人の歓迎を受けました。

2人は、ウクライナ西部のリビウに住んでいましたが、東京のNPO法人を通じて県や市民団体の受け入れの取り組みを知り、避難を希望したということです。

大学で日本語を学んだ経験もあるというアナスタシアさんは、英語で取材に応じ「佐賀に無事辿り着けたことを幸運に思います。警報や爆発音に疲れてしまって、静かな場所に来たくて、インターネットで調べて佐賀を選びました」と話しました。

その上で「日本の人に、ウクライナの情報をもっと広めてほしい。経済面に加えて、気持ちに寄り添う支援をしてほしい」と話していました。

2人は、県が無償で提供する佐賀市の県職員宿舎に入居することになっていて、生活に必要な資金は県の義援金などで支援を受ける予定です。

ウクライナから避難した人の県内での受け入れは、これで3組目です。

県では、当面30組を目安に受け入れることにしていて、23日までにほかに17組から避難の相談が寄せられているということです。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/saga/20220524/5080011732.html?s=09