ベルト2本切断し落下か えい航中の観光船カズワン 潮流で負担
05/24 19:34 更新

 【斜里】オホーツク管内斜里町の知床半島沖の沈没現場からえい航中の観光船「KAZU Ⅰ(カズワン)」(19トン)が24日午前、水深約180メートルの海底に落下した問題で、カズワンをつり上げていたナイロン製ベルト(スリング)5本のうち船体後方にかかっていた2本が切れていたことが、海上保安庁関係者への取材で分かった。

 
 海保は潮流などで2本のベルトに過重な負担がかかって切断され、船体が落下した可能性があるとみて原因を調べている。船体の前方にかかっていた3本のベルトは切れていなかった。

https://www.hokkaido-np.co.jp/sp/article/684807