日本サッカー協会は23日、パリで行われるモーリスレベロトーナメント(旧トゥーロン国際大会、29日~6月12日)に臨むU―19日本代表メンバー23人を発表した。
同世代の海外遠征は2年4か月ぶり。海外組はDF高橋センダゴルタ仁胡(16)=バルセロナ=ら3人が招集された。

バルセロナU―18チームに所属する高橋は、アルゼンチン人の父と日本人の母を持つ。複数の国籍があり、13歳でバルセロナに入団。21年はU―16スペイン代表にも選ばれた。左サイドバックでの起用が見込まれ、冨樫剛一監督(50)は「ビルドアップ、左サイドからのゲームメイク、攻撃に絡むと面白い存在」と期待を寄せる。

本人とはウェブミーティングで日本代表として戦う意思を確認。指揮官は「(高橋は)バリバリの関西弁」とやり取りを振り返った上で、「文化や環境が違う中で、日本サッカーを強くしたいという選手を一つにまとめて、いいゲームをしていきたい」と日本にルーツを持つ海外勢と融合していく重要性を説いた。(小口 瑞乃)

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