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三菱電機、エレベーター192台の確認申請で誤った認定番号記載…「安全・性能上の問題ない」
三菱電機は27日、住宅やオフィスビルで使われるエレベーターの減速装置で、国の認定番号と、建築確認を行う都道府県などに対する確認申請との間に不適合があったと発表した。誤った認定番号を書類に記載して申請していた。建築基準法違反の可能性があり、是正を進めているという。
対象は、稲沢製作所(愛知県)が2021年5月から22年3月に出荷したエレベーター192台。20年に取得した国の認定番号を、誤って対象外の製品の確認申請に用いていた。三菱電機は「安全・性能上の問題はなく、エレベーターの使用を停止する必要はない」としている。
三菱電機は今月25日、全国の生産拠点の7割にあたる15製作所で新たに101件の不正検査が見つかったと発表したばかり。今回の不適合については調査報告書の脚注で触れただけだった。同社は「再発防止策などについて国土交通省への報告を終えたことから、本日発表した」と説明している。