【大田聯合ニュース】韓国の国立大学、韓国科学技術院(KAIST)に巨額の寄付を行う人がまた現れたことが9日、分かった。
KAISTによると、4月21日に50代の人物から電話があり、300億ウォン(約31億円)相当の建物3軒を寄付するとの申し出があったという。
匿名での寄付を望み、所有権移転の過程で知られる名前や生年月日以外には何も伝えず、KAIST側の関係者と会ったときもマスクと帽子を着用し、顔もはっきりと見せなかった。
KAISTに300億ウォン以上を寄付した人のうち、最年少という。
寄付者は「必要以上にお金が貯まることに負担があった。寄付後は心置きなく眠りにつけそうだ」と述べた。また、「KAISTは活力があふれ、純粋な学校という印象を持っている」とし、「私の寄付が国の発展だけでなく全人類の社会に貢献する成果を創出する礎石になればうれしい」と話した。
寄付先をKAISTにした理由については、会社経営者の知人がKAIST出身だった影響が大きいという。
寄付者は経済状況が厳しい学生のための奨学金や、医科学・バイオ分野の研究支援金として使ってほしいという希望を伝えた。
KAISTには不動産を扱うクァンウォン産業の創業者、イ・スヨン会長が2012年、16年、20年の3回に分け計766億ウォンを、08年には初めて韓方(韓国の伝統医学)の分野の医学博士になった故リュ・グンチョル氏が578億ウォンを寄付するなど、高額の寄付が続いている。
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