中国政府系の著名エコノミスト、陳文玲氏は8日までに、中国がロシアのように西側から厳しい経済制裁を受けた場合、台湾を支配下に置いて半導体世界大手の台湾積体電路製造(TSMC)を手中に収める必要があると主張した。米政府系メディア、ボイス・オブ・アメリカ(VOA)が報じた。異例の強硬発言だ。

 陳氏は5月下旬に中国で開かれたフォーラムで発言し「米国など西側が中国に壊滅的な制裁を科すなら、台湾を取り返す必要がある。特にサプライチェーン(供給網)の面では、TSMCを奪い取らなければならない」と訴えた。

 中国は国を挙げて半導体技術を強化しているがTSMCには追い付いていない。(共同)

「TSMC奪い取る」 中国政府系識者が主張
https://www.sankei.com/article/20220608-FEU4SUWAJ5KFVKXNSOCIBLCMLQ/