母親は「子育てに悩んでいた」という主旨の供述 長男(8)の首を絞めて殺害した疑いで母親を送検【岡山】

岡山県和気町で、母親が8歳の長男の首を絞め殺害したとして逮捕された事件です。この母親が「子育てに悩んでいた」という主旨の供述をしていることが分かりました。

殺人の疑いで岡山地検に身柄を送られたのは、和気町の藤井典子容疑者(35)です。藤井容疑者は7日午前4時すぎ、実家の駐車場に停めてあった軽乗用車の中で、タオルを使って特別支援学校に通う長男、蒼天くん(8)の首を絞めて殺害した疑いがもたれています。

和気町と学校への取材で、今年1月和気町に「蒼天くんの体にあざがある」と学校が連絡したことが分かりました。学校の聞き取りに対し藤井容疑者は「しつけのためつねっただけ」と答えその後、家族関係に大きな問題は見られなかったため、和気町は児童相談所には通告していませんでした。

蒼天君が通っていた学校はRSKの取材に対し、「1月以降もほとんど休むことなく登校していた。元気で明るい子だった」とコメントしました。一方で捜査関係者への取材から、藤井容疑者が「育児に悩んでいた」旨の話をしていたことが新たに分かりました。

警察では、藤井容疑者の首に擦り傷があることなどから無理心中の疑いについても捜査しています。

https://news.yahoo.co.jp/articles/ecfcbb0b3e099e79930a75dc23fa8d194da2ebdd