ネコがマタタビの葉をなめたり噛んだりする行動について、岩手大学が理由を解明しました。単にマタタビが好き…というわけではありません。科学的な効果がありました。

 岩手大学農学部の研究グループは13日の会見でネコのマタタビ反応に関する研究結果を発表しました。

 研究では、ネコが噛んだりなめたりしたマタタビの葉がどんな変化をするかに着目。葉に傷がつくことでネコを惹きつける成分や蚊を寄せつけない成分の放出が増えることが分かりました。

 その量は無傷の葉に比べ10倍以上で、ネコがマタタビを噛んだりなめたりすることが、防虫効果を高めることにつながっていたのです。

 そしてマタタビ反応は、ネコ科動物だけに見られる現象だそうです。何とも不思議なネコの習性。

 今回の発表はアメリカの科学誌の電子版でも15日から公開され、注目を集めそうです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/d520af828bd8f44917f51934ecf3e32d205d686a